さくらインターネットに Xdebug をインストールして利用するというのはあまりお勧めできません。
さくらのレンタルサーバー(スタンダードプラン)で個人が利用できる /tmp ( /var/tmp のエイリアス) の容量は 1GB に制限されているようですが、Xdebug を使ってリモートデバッグを行うと、あっという間にこの1GBのディスク容量を食いつぶしてしまうようなのです。
具体的には /tmp ディレクトリの下に、cachegrind.out.xxxxxx というようなファイルが大量に発生します。
tmp 領域を食いつぶしてしまうとどのような問題が発生するかと言うと、以下のような問題が起きます。
- Webメールのクライアントからメールの送受信が出来ない様になる。
- Symfonyのページに Warning: session_write_close(): write failed: Disk quota exceeded というメッセージが出る
- WordPress のプラグインやテーマの更新が出来ない様になる
上記は私が実際に経験した不具合なのですが、その他にも様々な問題が発生することは間違いありません。
Xdebug を利用するにあたっては、cron などを使って定期的に /tmp の下をクリアするなどの処理を入れて問題を回避する方法も考えられますが、やはり Xdebug を使ったリモートデバッグは本番サイトでは行わないのが一番かと思いますね。