カテゴリー別アーカイブ: 社会問題

業績悪化の大塚家具、株主総会で久美子社長を再任 経営責任問う株主も

業績悪化の大塚家具、株主総会で久美子社長を再任 経営責任問う株主も 

2年前の父娘間の経営方針の食い違いに関しては、僕は傍観者ではありますが、久美子氏の方針を真っ向否定しました。

それは、高級家具のショールーム販売によるシェアで成り立っていた大塚家具の経営スタイルを家具量販店に切り替えるということは、かなり危険な橋を渡ることが予測できたからということです。

ただ、もしもまたここで久美子社長を降ろして経営方針を元に戻すようなことになれば、さらに経営状態は悪化することも容易に想像できるのです。

大塚家具は今は、一番苦しい状況かもしれません。

ただ、この難局を乗り越えることが出来れば、きっと大塚家具は間違いなく生まれ変われることでしょう。

誰かが言ってますけれども、「成功」の反対は「失敗」ではなく、「挑戦しないこと」だと思うのです。

 

Share Button

75歳からの繰り下げ年金制度について

朝からテレビでは年金75歳繰り下げ支給の話題。

「75歳から受給を始めたら何歳まで生きればモトが取れておトクか?」

などという話に非常に違和感を感じます。

そもそも「モトを取る」という言葉に「年金」というものの本質を見失っている気がするのです。

過去、年金というのは老後のための「積み立て」として制度が開始されましたが、この考えは既に「完全崩壊」しているのです。

今、年金というのは受給者の若い頃の「積み立て」の考え方を改め、現役世代からの「仕送り」として受け取るものであるとの認識を下に、若年層には支払いを命じているはずなのです。

その「仕送り」であるはずの年金で「モト」を取るという考え方で報道していること自体、テレビはどうかしていると思います。

75歳からの繰り下げ受給をして年金が倍になったら、旅行したいとか、食べ歩きをしてみたいとか、「そういう夢があるんだよ」と、テレビに出ているおじいちゃん嬉しそうに話をされていますが、どこか年金というものの本質を忘れて話をしていると思うのです。

いえ、「忘れている」のではなく、「わかっていない」のではないかと…。

社会に出て間もない20代の若者が、当然、何の財産も無く年功序列賃金に起因する低所得の状況で、年金を払わなければ社会から「非常識」と叩かれている世の中、彼らの負担を軽くすることの方を考えるべきではないかと思うのです。

そうしなければ少子化問題なんて解決しないし、我が国はきっと衰える一方であるに違いありません。

Share Button